映画protocol【プロトコル】とショートショートの感想

2011 年 7 月 3 日

読んでくださっているみなさんには、もう飽きてきたかもしれませんが、私は書き飽きていないので、まだ書きます。昨日のショートショートムービーフェスティバルの感想。

ようやく上映終了したので、ネタバレ可。ってことで、時間を28日に戻して・・・いや、もうちょっと前か。川田監督から映画出演のお話を伺って(DMで。mixi人気が高かったけど、こちらはtwitterでw)たしか、AR十三兄弟オーディションの後くらいです。
その後連絡もないので、話がなくなったのか、話が変わったのかなのかな。と思ったのですが、その後、別件で川田監督と打ち合わせをしていた時、私を「主演女優」で使いたいとの意向を受け、さらに、Ustでも、そんな事をおっしゃっていて、どうやら話はなくなっていないようだと思いつつ、上映が7月2日なのに、どうなってるんだろう。と思ったのが6月24日。そんなに忙しい人生ではないので、いかようにもなるものの、スケジュールおさえておいて欲しいと思って聞いてみると、28日に撮影をするとのお返事。わおー・・・(←夜予定が入っていたので。。)

プロトコルの仕組み自体は、Ustで聞いていたので理解はしていたものの、どんな場所でどんな脚本でとかさっぱりわからないまま、とりあえず、27日(撮影前日)に、縛られる、とらえられるヒロインをやる。と教わり、衣装はホットパンツ指定。
AR十三兄弟オーディションで着ていったホットパンツを川田監督は気に入ってくれたようです。

あと、捕らえられるってことで、今の伸ばしかけの黒髪より、茶髪ロングストレートのウィッグかなぁ。と思って、ほとんど何が何だかわからないまま当日28日。
二男さん、三男さんと合流して話をしていると、メールで台本が届く。。という流れ。そのまま現場へ。
ざっと説明を受け、テストして、じゃぁ、縛りますか。と、テープでぐるぐるに縛られます。といっても、粘着しないテープなんだけど。そういうのもあるんですねー。
口も目もふさがれて、実はAR三兄弟が極悪で、明日私が変死体で発見されたらどんだけ残念な最期なんだ、とか言いながらtake2で終了。


映画に関しての説明も簡単に。

映画って、椅子に座って時間が流れるがままエンドロールまで見るのがこれまでのというか、常識。なのだけど、前、AR三兄弟が東のエデンでやったイベントは、流れていく映画に、携帯から投稿した「感想」が表示されるというもの。
これによって、その場にいる人たちの感想が共有できるという面白さがありました。私はあの日いけなかったのですが。。><

今回は、薄暗い廃墟で、美女(皆元千奈)がベットで縛られて捕らえられていて、美女(皆元千奈)を救うためには、3男さんが画面に表示した、電話番号に電話をする必要がある。のです。
この電話ってのは、つまり、客席にいる人が本当に電話する事で、画面の携帯電話(F-09C)に繋がって、助け出す事が出来る。。みたいな感じです。

映画は5分のショートムービーなので、脱出させる手段やヒロインの心の描写などは全く描かれず、とにかく、見ている人が参加できるというプロトコルを描いた映画なのです。だから、電話が繋がるケースと繋がらなかったケース2パターンのエンディングを収録したのですよ。

本番では、無事どなたかが(結局、誰の知り合いでもなかった。。誰だったんだろう。ありがとうでした!)電話を下さったので、私は脱出できるエンディングだったのですが、電話がつながらないケースは私も完成系は見ていないものの、私の魅力が足りないからだとか言われたような気がする。。。ホント電話ありがとうございましたw

で、エンドロールで、その電話を下さったかたに、美女(私)から電話がかかり、話ができる(といっても、私が一方的に話をしただけですが。。)という映画。
だから多分その電話をした人が一番楽しかったんじゃないかと思います。実際に受話器からも、映像と同じ音声が聞こえていたはずなので。


だから初めは、スタート⇒電話がかからなかったバージョンを流しで撮影して、その後、電話がかかってくるバージョンを撮影して、最後にお礼の電話のシーンを撮影しました。台本と同じくらいのボリュームしかしゃべってないけど、どうやら長かったみたいで、スピード早くされちゃってましたねw何言ってるかわかんなかったwwま、いいんです。そこは。今回の本筋じゃないし。
撮影自体は、15時からセッティングとかいろいろしても、17時前には終わっていたので、あっさりでした。
ま、私、役者じゃないし、本気でめっちゃ怒られて、何時間も拘束されてたら切なくなりますし。。ここまで楽しい思い出には残らなかったかと思いますw


当日の昨日、成功だったのは、電話してくれた人がマナーモードを解除(この言い方難しいですよね。マナーモードを解除ってことは、音が出る状態にしてください。って事なんだけど、「マナーモード」って単語に対になるのは、「設定してください」ですもんね)していて、エンドロールで着信音が鳴った事。更にその音が、デフォルトかな?と思うような音だったこと。別に着メロでもいいんだけど、なんとなくよかった。そして、ためらっていたのか(いや、ためらいますよね。非通知設定だったらしいし)電話なかなか出ずに、川田監督が「出てください」っていう一幕があった事も、想定外だったけど、流れとしては凄くよかったですね。^^

川田監督がこの作品を作った経緯を書かれています。
「映画」から始まる「プロトコル」について
http://www.houyhnhnm.jp/blog/kawada/2011/07/post-10.html


他の作品や、イベントの感想

13時開始で4時間という長丁場なイベントで、正直「えー」と思っていたのですが、開始の挨拶(?)と、順番を決めるセレモニーのあとは、3作品ずつ上映⇒監督が舞台で挨拶⇒いとうせいこうさん、本広克行監督の感想 という流れの繰り返しにもかかわらず、楽しいし飽きないし、あっという間だったと感じるその運営も凄い、勉強になるなぁと。それに、ゲスト審査員のお二人の突っ込みが絶妙さに、思いっきり楽しめました。

各作品感想はあるけど、やっぱりTOP3ですかね。一番面白い!と思ったのは、優勝の作品だったのですが(影が3次元になって増えていって勝手に生活を初めて、でも実は宇宙人だったという。。)、3位の電卓を使って時間を行き来を表現した作品も面白かったです。休憩中に遊びに来てくれた友達と、アレは何がどうなったの?って5分の作品なのに10分以上は軽く考えられる作品でした。(映画撮られている方は普通にわかるのかもしれませんが、いとうせいこうさんがおっしゃったとおり、教科書にしてもいいというくらいシンプルで且、時間を超えるって設定を考えた事のない私達には、考えたくなるような作品でやっぱり楽しかったです。)
しずえも楽しかったですw

打ち上げで、ヨーロッパ予選(ヨーロッパで予選したのかと思ったって友達に言われましたw)で落選した作品を見せてもらったのですが、5分という短い時間で、起承転結もつけて、さらにわかりやすく伝えるって、本線はさすがにわかりやすいものが多かったですが、大変なんだろうなと思いました。深いなぁ。。。

ヨーロッパ企画さんたちを正直知らずに参加したので、一部(w)内輪向けな雰囲気もあったものの(きっとそういうものなんだろう)これまで触れたことない世界で、どうやって活かすかは別にして刺激も受け、勉強にもなり、何より楽しかったです。

みなさんのファンになったみたいなので、また顔出していきたいなぁと思います。(ウィッグ取ると私だと気づいてもらえないように思うけど。。w)


無事、編集でカットされる事もなく、主演女優デビューしたので、プロフィールを直しましたとさw

あと、余談で、今回使ったウィッグ、

この時につけてたのと一緒だとか思ったw AR三兄弟を知るきっかけになった(いや、正直知っていたけど。名前だけは。触れないでおこうと思っていた人たちだったから・・)東のエデンシステムを体験したよという動画@吉祥寺パルコ

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Posted by chinacky★