ウレタンマスク否定論について
ウレタンマスク、全力で否定されていますよね。
フィット感で人気の「ウレタンマスク」本当のヤバさ ウイルス専門家の徹底検証で新事実
こういうとことかで。
私も去年、布マスクを作ってました。 不織布マスクが不足して、やむなく、自作した流れだったので、2021年5月現在、薬局等で普通に不織布マスクを買えるようになり、ガンガン使い捨てながら不織布マスクを使っているのはそうなんですけど。
夏になると、不織布マスクは蒸れるので嫌だなーと思ってます。ウレタンマスクの上に不織布マスクをつける場合、ウレタンマスクを完全に覆って不織布マスクをするとかならいいみたいですが、専門家の意見もカオスなんでよくわかりません。
専門家からは「ピッタリ装着できるウレタンマスクは脇漏れしないものの、不織布は脇が開いている人が多いので(効果は)あまり変わらない」といった意見も。
冒頭の参照記事の一文。この意見から、「脇漏れしないウレタンマスクの上に、不織布マスクつけたらいい感じじゃない?」という私の理論が成り立っちゃうわけです。でもそれってほんとにいいの? との疑問も浮かびます。
なんでこんな記事を書いているかというと、納得できてないんです。ウレタンマスク否定説。
納得できないって気持ち悪いでしょ。
政府の動画でも布マスク、ウレタンマスクつけてるじゃん?
別に、不織布マスク推奨が納得できてるなら従うし、別に苦でもないし、いいんですけど。腑に落ちたいんです。
国立研究開発法人「理化学研究所」(理研)のスーパーコンピューター「富岳」による、マスク素材ごとの飛沫防止効果のシミュレーション
冒頭の参照記事にもある通り、おそらく、マスクの種類による飛沫の違いは、「国立研究開発法人『理化学研究所』(理研)のスーパーコンピューター「富岳」による、マスク素材ごとの飛沫防止効果のシミュレーション」結果から論じられるようになったと思うのです。
冒頭の記事では、「シミレーション」結果を踏まえて、西村秀一医師が実際どうなのか実験した結果も合わせて書かれています。
西村医師の実験結果を見てみよう
ウレタンダメ。と言われるけど、ポリエステルは、ガーゼマスクと同等くらい。つか不織布強すぎる。
と読み取れるわけですが。
ちなみに実験で使用したマスクは、医療用サージカルマスクが当院で使用しているもの。不織布マスクは、VFE(ウイルス濾過効率)が99%カットの表示があった一般的なものです。ポリエステル、ポリウレタンマスクは、一層式でインターネットなどで買えるもの。いずれも、素材表面や内部に特殊な加工がされていないものを選択しました。ガーゼマスクは、アベノマスクを使いました。
アベノマスク・・使ったことないけど、アベノマスクか。
不織布贔屓になってません? 薬局の不織布マスクに並んで販売されている、ポリエステルポリウレタン系のマスクって、抗菌とか書かれてません?
ウイルス濾過効率99%のマスクじゃその結果になるでしょうよ!って思うじゃん。
私が数ヶ月前、お安く買った不織布マスク
ウイルス濾過率表記のない不織布マスクの場合はどうなのでしょう? 逆に花粉埃を99%カットできるこちらのポリエステルポリウレタンマスクはどうなのでしょう?
花粉埃はウイルスより大きいから、これじゃダメなのかもしれないし、何も書かれていない不織布よりはマシなのかもしれないです。西村医師の実験じゃ試されてないので答えは出ませんね。
ちなみに、ちょっと小洒落て買った
カラフル不織布マスクは、ウイルス99%濾過って書いてあるから守ってくれそうです。アメリカネルソン研究所の結果に問題がなければ大丈夫かと。
布マスクの代表がアベノマスクになっちゃうの、わからなくもないけど、なんだかなぁって思います。
西森医師の検証を元にした自分的な見解は「99%濾過の不織布は良さげだけど、一律、不織布マスクOK、布・ウレタン(ポリエステル含む)がダメ。っていうのは違うんじゃないかな」です。
「富岳」のシミュレーションを見てみよう
富岳のシミュレーション結果も、ニュース記事とかでサラッと見ただけなので、ちゃんと見てみましょ。下図、富岳のシミュレーション結果っぽく扱われていますが違います。
検索したところ、PC Watchが一番上に出てきたので拝借。あれ?でもこの結果、富岳の結果じゃなくね?
ウレタンマスク、布マスク、不織布マスク、N95、多くのパターンで実験したシミュレーション結果です。
右側に詳しく書かれていますが、マスクのフィリターを円官に取り付けてバーティクルカウンターで調べた結果とのこと。
上図は、マスクを実際装着した時の結果。
布マスクに関しては「Tシャツ1枚」とか、割とわかりやすく書かれているのですが、問題はウレタンと不織布です。
バーティカルカウンターで調べた結果で気になるのは、「不織布⑨」。
なに、しれっと、えぐいところにいるの。不織布⑨。ウレタンマスクに紛れて、布マスクの影に隠れてますが、見えてますよー?
不織布⑨がこれだったらどうしよう。マジ死。
あと、通気性が悪い(息苦しい、メガネが曇る)=効果が高い(飛沫を防ぐ)ってことでもないんだなと思いますね。
ウレタン①、通気性は悪い上にフィルター性能が悪いとか最悪じゃない?
これつけてる人「俺の、ウレタンだけど、不織布くらい通気性悪いから、性能がいいんだぜ」とか思ってそう。
元データを探そう
不織布⑨の正体を知りたくて、元データを探しましたが、この話題を取り扱っている記事が多くてなかなか見つかりませんでした。
2021年5月時点での最新データはこれみたいです。歴代の発表はここ。
さっきのマスクの素材別の実験結果は
スパコンでの結果ではなく、豊橋技術科学大学の飯田先生の実験結果です。元データはこれかな。
こちらのPDFは、
謎の数式が出てくるのでちょっと抵抗感ががが。
なんとなく、今メディアやSNSで飛び交っている話題(の中で、証拠としてこの実験を取り上げているものも含む)、坪倉先生の資料見たり動画みたりすると、だいぶ湾曲して伝わってるなって思ったので興味ある人は、動画見たらといいと思います。
正しい怖がり方って大事だなと思いました。
特に5ページ目。
ここにほぼまとまってたなーと。
動画も見てるんですけど、
この辺の電車内の換気と混雑の関係を見ると、外出を抑えるために電車の本数減らして、車内が混雑した施策。あれは失敗といえますよね。2020年6月にこの結果が出てたのに何故そんな施策したし。。
今、飲食店にアクリル板推奨されてますが、この動画を見ると、上昇気流ができて正面の人の顔に当たりやすくなるとか、換気が滞るとかいってるじゃないですか。この後、他の動画も見ますが、何が起こっているの。
ただ、まだ、不織布⑨の正体を掴めていないので引き続き探しましたが、動画全部見たけどわかりませんでした。
動画見ると、こう、研究いただいている皆さんには頭が下がりますね。そして、その情報をちゃんと理解して生活に生かすのが大事だなと思います。
- 不織布マスクも、布マスクもウレタンマスクも、効果はある。
- 不織布マスクの息苦しいタイプのものは、より飛沫を防ぐので、密集する可能性のある場所に行く時、人と会う予定がある時に使う。
- 50枚入りボックスタイプの不織布マスクのノーズワイヤーはちゃんと鼻に沿って曲げて着用する。横からの飛沫は完全には防げない。
- 50枚入りボックスタイプの不織布マスクと、ポリエステルの布マスクの飛沫は同等レベル。
こんな感じで理解しました。マスクの種類に関して必要以上にナーバスになる必要はなく、マスクでは完全に伏せてないことを念頭に置いて、手洗いうがい除菌も頑張ろうってことで。
ただ、情報をちゃんと自分の中で検証するとスッキリするからいいよね。でも、
- 不織布マスク⑨の謎
- ポリエステル(Yシャツとか)マスクと、不織布マスク(医療用以外)の飛沫が藤堂だとすると、ウレタンマスクと同じような形状のポリエステル製のマスクの扱いはどうなるんだろう
とか、謎は解明しなかったけど。そんなことよりマスクの種類に関して必要以上にナーバスになる必要はなく、マスクでは完全に伏せてないことを念頭に置いて、手洗いうがい除菌も頑張ろうってことで。
もうすぐ届くであろう、岡野さんのポリエステルマスクは、人混みにいかない感じの時に使えるかなって思ってます。
坪倉先生の研究結果をベースにしたお話が広まっていると思うのに、3月の動画、3500回しか再生されてないの、ほんとダメだと思うんだ。
もっとみんな見るべき知るべき。ちゃんと怖がるべき。坪倉先生のお話とてもわかりやすかったです。
動画はいいと思うんだけど、PDFペタペタ貼ってるの、ダメかも。ダメだったら速やかに消します。
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