「しまなみロマンスポルノ’18 ~Deep Breath~」感想(レビュー、セトリ)と 旅行記

2018 年 9 月 18 日

2018年9月8、9日「広島県立 びんご運動公園 陸上競技場」にて、ポルノグラフィティのライブ「しまなみロマンスポルノ’18 ~Deep Breath~」が開催されました。

いや、残念ながら、雨天のため、9日は中止になってしまいました。そのことを話すと「残念だったね」とお言葉をいただくのですが、参加した私はそこまで残念ではなかったというか。

「雨にもちゃんとした素敵な理由がある」と「天気職人」の歌詞にあります。

「ちょっとその理由とやらを言ってみなさい」と説教したくなります。中止になる程の雨を降らせる理由は何ですかと。

楽しかったけど。このあと、楽しかったって書きますけど、ライブを中止にしていいわけじゃないんだよ、天気職人。

このライブが決まってから起こった豪雨。TVが伝える広島の状況に、ライブの開催は難しいのではないかと思っていました。
この収益は全額、東日本豪雨に寄付されると、ライブの開催が決まった時は、自分が想像していたよりずっと嬉しかったです。ライブが決まったことが。

そして、開催日2日前に北海道で地震がおこり、北海道のファンの方が広島に行く手段がないとツイートしているのもみました。

ほんと、何が起こるかわからない不安定な雰囲気が漂う中、ライブの日になりました。それでも、10年以上ぶりに広島に行かれることが、怖かったけど嬉しかったです。

9/8 DAY1 すぐそこに見える会場がこんなにも遠いなんて

6:30に東京駅を出て、福山到着が10時過ぎ。レンタカーで会場に向かいました。1時間くらいで着く予定が、11:30ごろ駐車場について、シャトルバスに乗って12時過ぎに会場につきました。すでに雨が降っていて、まずは、チケットに付いている「ポンチョ」を引き換えます。

初日は、導線がなかなかにひどかったですね。ポンチョどこでもらえるか、グッズ売り場の入り口はどこなのか、ポンチョ引き換えからフードエリアにはどこから戻れるのかなど、わかりにくかったです。ポンチョ引き換えてフードエリアに行こうとしたら行き止まりで戻りました。フードエリアに到着したのは、13:30。あと30分でライブ始まるので会場に向かうのですが、会場が見えるのに入場口が遠い。

フードやグッズなどのエリアから入場口に向かう通路は人がひしめいていました。ほとんどの人がポンチョをきているのですが、一部傘をさしている人がいると「あぶねーだろ!傘さすな!」みたいな罵声がどこからともなく飛んでました。みんなイライラしてて怖かったです。

まぁ、ライブ中は傘使えないので、カッパやポンチョなどの雨具を持っていない人は、初めから濡れる気なんだろうし傘などさすなよ、天気予報は「激しい雨か非常に激しい雨」の2拓だったんだぞ! とも思いますが、ライブ自体初めてという地元の方もいたと思うので、心苦しかったですね。


「激しい雨や非常に激しい雨」日本語としておかしいだろ! 思わず笑った天気予報。

会場を半周する形で入場口に向かうので、会場内の声が聞こえてきます。ポルノグラフィティが大きめの会場でライブするときのおなじみ「客いじり」をしているようでした。

私が会場に入れたのは14時を少し過ぎた時間でした。まだまだ空席が目立ちます。14時時点では、半分くらいしか入っていなかったそうです。

客いじりの終盤に西城秀樹さんのYMCAを歌うところがあったのですが、それまでの客いじりとは異なり、大きめの音で音楽が流れたので、会場の外ではライブが始まったのではないかと、ちょっとしたパニックになったそうです。「押さないでよ!!!」ってやつですね。

ポンチョ着てて、音が聞き取りにくいこともあったのでしょう。

そんなに慌てるなら、早く入場しろよとおっしゃるかもしれませんが、ライブだけななく、フードコートやカラオケも楽しみにしていたのです。フードエリアから入場まで30分以上もかかるとか、思わないじゃないですか。

まぁ、2万人いたらかかるかー。今思えばですけどね。

9/8 しまなみロマンスポルノ 初日ライブ

初日のライブの感想です。

入場の遅れもあり、14:30スタートになったライブ。

セトリは以下です。

【9/8(土)公演時SETLIST】

M01 キング&クイーン

M02 ワン・ウーマン・ショー〜甘い幻〜

M03 瞬く星の下で

M04 ワンモアタイム

M05 アニマロッサ

M06 ギフト

M07 Winding Road

M08 ROLL

M09 愛が呼ぶほうへ

M10 Mugen

M11 サボテン

M12 アポロ

M13 ブレス

M14 狼

M15 Century Lovers

M16 ミュージック・アワー

M17 Aokage

M18 そらいろ

M19 ハネウマライダー

M20 アゲハ蝶

M21 ジレンマ

序盤は最新シングル「ブレス」を除いたシングルを3つ飛ばしで披露する展開。THE DAYが飛ばされた時の心の悲鳴がすごかったです。

ジャケットが昔の行き先掲示板、ヒットテンのように、半分から折れる形でパタパタめくれるので、その度会場から「ああ〜〜」の声がw。聴きたい曲ばかりですよね。

そんな運任せ? なセトリだったので、「ワン・ウーマン・ショー〜甘い幻〜」「瞬く星の下で」とか、最近聴けてない曲も聴けました。

席はB5ブロックで、いつもなら前の方になるかなと予想していたのですが、ステージ向かって右からA、前から1の座席構成だったため、右手の一番後ろのブロックでした。

見渡せる席だったのですが、とにかく雨が強くて。それでも、モニターに映るポルノグラフィティのお二人が嬉しそうで、こっちまで嬉しくなりました。ファンですね。笑。

狼では、スモーク焚き過ぎて昭仁さんが「なんにもみえなーい」と叫んだり、ブレスの時はシャボン玉の演出があったのに雨で割れちゃって「シャボン玉飛んでない??」くらいの曖昧な感じになってしまったりと色々ありましたが楽しいライブでした。

帰りのシャトルバスに乗るまで2時間

入場の混乱を考えれば、退場の混乱も当然ありました。規制退場だったのですが、退場後大混雑。会場の敷地から出るのも敷き詰められた人で身動きが取れず、前の人について行ったら行き止まりで、戻ることもできず、やむなく植え込みを超えることもありました。
こちらも、帰りの新幹線やバスに間に合わない人の苛立ちで殺伐とした雰囲気に。それでも、私の前に車椅子の方がいて、植え込みを超えることができず押されてたので「すみません!車椅子の方が下がります!」とさけんだら、モーゼのように人が割れて、やっぱりいい人が多いんだなと感じることもありました。

各シャトルバスの最後尾がわかりにくく、さらにクロークの列も混ざって混乱状態。理由はわからなかったけどクローク受け取りにも長蛇の列。遠方からのアクセスツアーの一人がクロークの列に並んでいたため、バスの出発が3時間遅れたとの話も聞きました。

ライブ自体は17時に終わったのですが、3時間遅れることで、各地に帰った後の交通手段がないかもしれないとの声も。初日はなかなかに混乱した中で終わりました。

すると、ギターのハルイチさんが Twitterで改善を呼びかけるツイートをしました。

呼びかけに対してさまざまな意見が寄せられました。

警報が鳴り響く車内

2日目、朝からあいにくの天気の中、車で会場に向かいます。多少の雨では中止にならないだろうと考えていたのですが、向かう途中、携帯から聞いたことのない音が鳴り響きます。

福山で避難警報が出たことを知らせる警報でした。向かう先は尾道だし、どこに逃げたらいいのかもわからず、まずは会場に向かいました。
雨がひどくて、ドライバーをしてくれた友達は「ずっと緊張していた」と話してましたが大変だったと思います。

駐車場は少しだけ雨が弱くなっていましたが、それでも「雨」でした。昨日より早めに会場入りしました。10時ごろかな?

改善されていた2日目

前日のツイートから改善されていたため、本当にスムーズでした。グッズの入り口が変更されていたのかな? ポンチョからグッズ、フードエリアまでの導線も悩むことなくスムーズでした。2日目ってこともあるのですが、案内も増えていました。時間が早く人が少なかったこともあり、単純に前日のと比較にはなりませんが、改善されてることが実感できました。

2日目のライブ中止

グッズを購入した後に、ライブの中止を知ることになりました。一方は、近くにいた人が「中止だって。Twitterに書いてあった」と電話で話していた声が聞こえてしまったため。

そのあと、グッズエリアを出ると、拡声器を使ってスタッフの方が中止を伝えていました。

私はグッズエリアにいたので聞くことができなかったのですが、本人からのコメントも流れたようです。

私の周りは、ブーイングなどはありませんでした。自分もですが、警報が出ていることもあり、そうだよね、と思いました。まぁ、決定が遅かったとは思いましたが、その辺のメンバーの葛藤は、22日NHKの「SONGS」で放送されるので楽しみです。

ポンチョをカスタマイズしました

ここまで写真がないのですが、実際撮影してませんでした。雨だったこともあり防水ではないスマホを出すのも面倒だし、前日のライブで肩が剥がれてしまったポンチョをカスタマイズして、サイドの開いているところをアロンアルファでとめていたので、荷物を取り出すのが面倒になっていたのです。

ポンチョの仕様が、サイドは全開で、リュックの上からでも着られたのですが、雨がひどいと横から濡れてしまうので、今回の豪雨には適さないポンチョだったのです。

昨日のライブ後、肩や首の継ぎ目が剥がれている人や、継ぎ目関係なく破れている人を見かけました。あまり丈夫ではないポンチョでしたね。

フードコートでお金を使うぞ

中止が決まりましたが、グッズやフードコートは引き続き開いているとのこと。ありがたい。

今日こそご飯を食べるぞ! と決めていたのでフードコートへ。

フードコートのテントは人でいっぱいです。ご飯を食べている食べていない問わず席は空きそうにないので、雨にさらされているテーブルの上に傘をさして、食べ物を守りながら、「雨は調味料」と言い聞かせていただきました。

フードコートは沼地でした。

初日はサンダルで行ったのですが、サンダルでも踏み込むのを躊躇する水たまりです。2日目は100均で買った「シューズカバー」をスニーカーに被せて挑みました。

さすが100均なのか、私の歩き方が悪いのか、穴が空いてしまい、2重にしました。それでも帰るときには穴が空いてしまいました。穴が空いて浸水すると常に水たまりを歩いている状態になるので、フードコートを後にしてからはシューズカバーを外しました。結果びしょびしょでした。

ここまでの雨だとレインブーツ最強ですね。

フードコートの方に聞くと、前日も今日も、売り上げは厳しかったようです。うう・・・申し訳ないです。

持って帰るのもとのことで、ビールも食事も叩き売り状態でした。私はとりあえずビールを勢いに任せて3杯ほど♡

かなり酔っ払ってましたね。すいません。おかげでなんか色々買ってました。

広島レモン とろけるチョコクッキー
小枝みたいな食感で美味しかったです。

金額的にはこれが一番高かったかな。スワロフスキーとコラボした折り鶴のピアスもあったのですが、19800円でして、酔っ払っていましたがさすがに買わなかったようですね。こちらのピアスは3000円ちょいくらいです。

ピアスつけ忘れてたこともあり、現地調達しようと思っていたのでちょうど良かったです。可愛いし、ホテルに帰って説明を読むと「こちらの商品は広島平和記念公園に寄贈された千羽づるから作られた再生紙を使用しています」。ハンドメイドとのこと。素敵じゃないですか!

勢いで買ったのですがとても気に入ってます。

もう一つ、チェーンのピアスもありました。普段はチェーン状のピアスが好きなのでそちらを選ぶと思うのですが、このときは気分でこっちにしたんですよね。

物販をやったことある身としては、売れ残りを持って帰る悲しさはわかるので少しでも減らそうと。協力できていれば幸いです。

上記は、折り鶴タワーのブースで購入しました。

私が世界平和の祈りを込めて折った(酔っ払ってましたが)折り鶴も、タワーの一部になってます。また、10/13からポルノグラフィティの展示会も開催されるとのことなので、お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

みて。この酔っ払い。笑

マツダのコーナーでは、ポルノグラフィティのお二人と車に乗りました。マツダのおじさまは雨で大変なのに、笑顔で対応してくださり「こんなに人気があるなら、この車作ろうかw」とおっしゃってました。

オープンカーとか、ポルノデザインのオープンカーとか! なんか地雷だからやめたほうがいいですって!! 見えないと思いますが、購入したピアスを早速つけてます。

そうこうしていたら、15時を回っていました。ライブは14時からの予定なので、ライブ開催していたらピアスとも出会えなかったし、これはこれで楽しかったです。

初日、「フードコートの最後尾がわからなかった」とのツイートを踏まえて、各店舗「最後尾」のパネルを作ってきてくれて、雨の中掲げてくださっていました。お話を聞くと、昨日のツイートを見て準備したとのこと。ほんと改善されていてすごいと思いました。

フードコートやグッズを買う人、すぐに帰る人といい感じにばらけたので、帰りも(会場に入ってないですしね)混乱なく帰ることができました。

はっさくんグッズも買いました。このキーホルダー、1000円もしたのか!
翌日、コインケース(2000円)も買いましたし、正直満足するくらいお金は落としてまいりましたよ。諭吉くんはどこに消えたのだろう。食べたり飲んだりもしましたし。

この後会場を後にして、溜まった欲求を晴らすべく、LIVE DAMのカラオケへ。4人で2時間歌いまくりました。一人1ライラがノルマの不思議なルールもあって、めちゃくちゃ笑って満足したのでした。

因島観光

3日目の10日は、因島の観光にでかけました。


ホテルの窓から青空が見えたときは嬉しかったな。

昨日のライブが中止になったこともあり、体力はバッチリです。ライブがあったらレンタサイクル諦めたかもしれません。

事前に友達に予約をしてもらっていたので、スムーズに借りることができました。
レンタサイクルは、1日1000円。保証料1000円で、借りた場所と同じところに返せば返金されます。私は、「尾道市民センターむかいしま」で借りて「土生港」で返却したので返金はなし。でも乗り捨てられるのはありがたいです。

友達のうち一人は、レンタサイクルをせず車で因島を観光したいと言ってくれたので乗り捨てできたのです。

借りた自転車。赤くてカゴの大きい自転車を選びました。

快晴ではありませんでしたが、いい気候で最高に気持ちよかったです。


途中、レンタルバイクで島を楽しむというポルノファンの方に声をかけてもらいました。この日の因島は、ポルノのグッズを身につけた人が本当にたくさんいました。私もお二人のゆかりの地を散策していたので当然かもしれませんが。

因島の魔法なのか、すれ違うときに声をかけても大丈夫な雰囲気でした。自転車ですれ違うときに情報交換したり、励ましあったり、とても楽しかったです。


なんて顔しているんだろう。

青影トンネルにも行きましたよ。ライブでも披露された「Aokage」の舞台になっているトンネルです。

因島大橋を疾走中。後ろ姿は年を隠せないなぁ。

レンタサイクルのお店の方には、さらに先の「生口島」のサイクリングコースが海沿いで綺麗だと激推ししていただいたのですが、土生港までのんびり3時間くらいかけて楽しんだので、もうお腹いっぱいでした。

途中、人がたくさん並んでいるお店があって、なにかな? と思ったら、ボーカル岡野さんの叔父さんが経営しているお店とのこと。

写真屋さん続けられているとかすごい。店内に入ると、ポルノグラフィティの写真が所狭しと貼ってありました。

おじさんなので当たり前ですが、岡野さんのお話をたくさんしてくださいました。いや、他のお店に入っても、どの方も、お二人のお話を、おそらくこの数日同じ話を何度もしているだろうのに、楽しそうに話してくれました。

今回の旅は、広島の復興の役に立てばと、お金をたくさん使うつもりなのに、島の方は、ポルノファンに楽しんでもらおうと、色々してくれるのでなかなかお金使えません。

岡野さんのおじさんと記念写真撮ってもらったのですが、その場で現像してくれて「1枚ずつもってってねー」と無料でくれるし、お土産屋さん「松愛堂」では、用意された被り物つけて撮った写真をこれまたその場で印刷してくれるしで。

あとは、自然が気持ちいいのでこちらもプライスレスです。

波の音がきもちいいです。我慢できず少しだけ寝転がりました。

ポルノグラフィティのお二人にまつわる場所をまとめたMAP(シリアル番号入り)も、無料で配布されていました。もう、ほんとなんなんですの!!

因島の皆さん、素敵な時間をありがとうございました! そして、ポルノグラフィティ、愛されてるなぁと感じました。

お好み焼きと尾道ラーメン

広島ですし、お好み焼きを食べないとですよね。初日二日目はお好み焼き、最終日は尾道ラーメンで締めました。


五ェ門 東広島店


中村屋 本店

中村屋さんは店内がカープ!



このうちわ、写真撮った後、いただきました。

ああ・・また無料でいただいてしまった……。

いただいた日本酒「蔵生」。美味しかったな。

2日目のライブは本当に残念でしたが、充実した3日間でした!

最後もカープ!

ポルノグラフィティ、20周年イヤーだそうです。わお!