DJの先輩に、言葉を生み出すマジシャンだよなって言われたことある。

2011 年 6 月 13 日

別に、コピーライターになりたいというわけではないのだけど、「いいコピー」「悪いコピー」なんて風に分類される世界があるらしくて、
なにそれ？なにそれ？

だったら、いいコピーの方がいいんじゃん？みたいな。

えっと、今、コピーについての勉強をしています。勉強って言うか、学校でも、セミナーでもなくて、「ジム」に通っているのだけど。

コピーってね、教えられて上手くなるものじゃないんだって。だから、考える、ひたすら考える。ひたすら作る。コピーを。
そうしないと、「上手く」ならないし、「いいコピー」も理解できないんだって。へーへー。

なんか、「いいしゃべり」の時も、似たような事言われたなぁ。いろいろあるけど、アナウンサーみたいな、「聞き取りやすい」喋り方とかあとは「伝わりやすい」喋り方とかね。
あれも、勉強してどうこうなるものじゃなくて、ひたすら喋って、聴いてを繰り返して、「理解する」。

面白いなぁと思っているわけです。

すごくいいタイミングで、今、シオドメのアドミュージアム東京で「TCC広告賞展2011」を7月3日までやっているとのことなので、また、これも都合よく新橋に用事があったので土曜日行ってきました。

ＴＣＣ広告賞展２０１１
2011年6月7日（火）～7月3日（日）
アド・ミュージアム東京（入場無料）
主催：公益財団法人吉田秀雄記念事業財団／東京コピーライターズクラブ

土曜日に遊びに行った事だけはモブログしたけど。

30分もあれば十分だと思っていたんだけど、正直全然足りなかったっす。
敗因は、写真撮影禁止って事。写真さえ取れれば、「おっ」と思ったコピーはさくっと撮影して後でいくらでも見かえせるわけですよ。
それがNGってのが痛い。でも、ついててよかった。フルキーボード＠ケータイ。フルキーボードなAndroidスマートフォン×エバーノートつええ。

ひたすらメモって、30分なんてあっという間に過ぎ去ってしまいましたよ。

展示されているのは、賞を取った広告の映像（流しっぱなしだったり操作出来たり）、絵コンテ、写真、ポスターなどなど。
とおもったら、奥が意外と広くって、これまでの広告の流れみたいのを時系列で展示していたり、思わず「なつかしっ！！」って思うようなものも。

今回の目的は、、要は、展示されているのは「いいコピー」なわけですよ。

だから、それをとにかく見て覚える事。

だったんだけど、今度解析系の動画撮影もあって、絵コンテ作らないといけないので、絵コンテもみて。
凄いのね。何でもいいのね。絵のレベルとか、SoftBankだっけかな。クオリティ高かったの。ああー写真撮ってないから覚えてないけど、絵のクオリティは様々なのなぁ。とか思いながら。。。

一番残ったのは（奥の方の広告、メモれなくて、やっぱり、メモると心に残るじゃん。もうしわけなー！）
あるCMのコピーができるまでの脳内ブレスト。

ファッションのコピーは自由だ。でも、自由というのは難しいね。
いったい私は何を書くべき？いや、何を書きたい？
↓
そもそもコピーで服って買う？私は買わない。機能性衣料以外は。
商品をかってくださいではなく、earthを好きになってくださいのコピー探し？
↓
じゃぁ、何をいって好きになってもらう？女の子の共感路線コピー？
それはそれで書ける。でも、それだけじゃダメな気がする。
↓
それだけじゃearth が際立ってこない。他のブランドと差別化できない。
共感コピーを包み込み、もう一回り大きなフレーム言葉が欲しいよ。
↓
女の子のきもちの各論に寄り添う前に、視点をぐっと俯瞰にしてみよう。
そこに見えるのは、女の子×服×生きるという総論かな？
↓
服を選んで着るというごく日常の行為に「生きる」という気づきを…
これってメッセージになるのでは？方向性のある総論として。
↓
あした、なに着て生きていく？
決しておおげさでなく、あした何を着るかということは、
あした誰と会ってどこで何をしてどう生きようかってことなのだから。
↓
でも、総論過ぎない？いいや、総論コピーだけどいろんな各論を含んでる。
でも、本質的であるがゆえにearth じゃなくても言えるコピーじゃない？
いいや、だからこしearth が最初にこれを言うことで差別化になるはず。
↓
こういう言葉を言うearth を好きになってくれる人がいることを信じよう！
（そして心をこめて社長にプレゼンしたらその場で決まったのでした。感謝）
児島令子